寺院アセットを拠点に、子ども子育て・障がい・高齢者・マイノリティ・貧困・平和・人権・環境・国際協力・市民金融など、さまざまな社会課題に取り組む人々が、顔の見える関係の中で築いた信頼がかけがえのない社会資産であることを実感し、「リタ市民アセット財団」は設立されました。
利潤ばかりを追い求める行きすぎた資本主義経済の中で、家族や地域の助け合いによるセーフティーネットが商行為に取って代わられ、マネーに頼らざるを得ない社会システムが格差を拡大し、弱者・敗者が切り捨てられ、閉塞感と貧困による社会不安の中で、ヘイトとフェイクに絡め取られ、分断と対立、排除が煽られています。
それに対し、一部の強者が支配しそこにぶら下がるのではない、オルタナティブな経済として世界的に注目されているのが「社会的連帯経済」です。そのような仕組みや取り組みは、日本でも各地に昔から存在し社会を支えてきた歴史もあります。そしてNPO法や近年の労働者協同組合法などの成立により、社会的な基盤も整備されつつあります。今回のセミナーでは、社会的連帯経済について、ジャーナリストで活動者でもある工藤律子さんと、研究者として藤井敦史さんをお招きし、海外の事例や日本での推進に何が求められているのか、持続可能な社会について考えます。
【日時】2025年11月9日(日)14時から16時30分(開場13時30分)
【場所】タワーホール船堀 2F蓬莱(都営新宿線「船堀」駅前)
及びオンライン(申し込みの際にお書き添えください。)
【参加費】一般 500円(カンパ・ご寄付歓迎/当財団賛助会員は無料)
【プログラム】
・スペイン発! 社会を変える「主体的な市民」のネットワーク
講師:工藤律子さん(ジャーナリスト)
・社会的連帯経済」を深掘りする
講師:藤井敦史さん(立教大学コミュニティ福祉学部教授)
・対談「持続可能な経済と自治するコミュニティの可能性」
進行:奈良由貴(リタ市民アセット財団副理事長)
【講師紹介】
▼工藤律子さん ジャーナリスト。
東京外国語大学地域研究研究科修士課程在籍中より、メキシコの貧困層の生活改善運動を研究するかたわら、フリーのジャーナリストとして取材活動を始める。2025年2月に『働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」』(集英社新書)を発行。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表。
▼藤井敦史さん 立教大学コミュニティ福祉学部教授
社会的連帯経済における連帯関係そのものを紡ぎ出すコミュニティ開発のあり方について研究しており、日本の社会的連帯経済マッピング調査も続けている。編著『地域で社会のつながりをつくり直す社会的連帯経済』(彩流社)ほか。社会的連帯経済推進フォーラム運営委員。
【申込】
◆Googleフォーム https://forms.gle/6DR7iRXyQqpjxxnd9
◆メール info@rita.or.jp
※ 件名を「119参加」とし、お名前・連絡先・人数・会場参加かオンラインか、をお知らせください。
事前の質問や希望などございましたらお書き添えください。
【主催】一般財団法人 リタ市民アセット財団 https://rita.or.jp/
〒132-0025東京都江戸川区松江1-11-13松江の家
TEL03-5879-5459 FAX03-6231-4574
メールinfo@rita.or.jp
【協力】トヨタ財団助成「コモンズの共有財産としてのアセット公益活用モデル」形成プロジェクト
<参考>「社会的連帯経済」への誘い13「見樹院・寿光院」~「共」を育む
https://imidas.jp/latingang/?article_id=l-70-044-22-06-g471

